ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

ヤマトを「終わった作品」にしないために

こんにちは。ymtetcです。

宇宙戦艦ヤマト』が歴史的な名作であることは事実ですが、だからといって、その事実は次世代への継承を保証してはくれません。

特に現在の『宇宙戦艦ヤマト』は、『2199』を機に視聴を開始した一部を除いては、若い世代に対しては知名度がほとんどないと言えます。『エヴァンゲリオン』ですら古い作品と言われる時代。仕方のないことです。

ただ、『宇宙戦艦ヤマト』のこれからの発展を願う私のような人達が憂慮しなければならないのは、『ヤマト』が「役割を終えた作品」になってはいないか、ということです。

例えば私は、『鉄腕アトム』や『マジンガーZ』『アルプスの少女ハイジ』の主題歌は知っていますし、歴史的な作品であることも知っています。しかし、正直なところ、旧作を観ようとはあまり思いませんし、リメイクされても観る気はおきません。

こういった「歴史的な作品だが別に興味は湧かない」ポジションに『ヤマト』が収まりはしないか、心配なのです。

 

では、どうやって打破すればいいのでしょうか。

ここで提案したいのが「新旧の本編切り抜き動画を公開する」ことです。

結局のところ、作品の魅力を伝えるのに、本編を観てもらう以上のものはありません。ですが、無料で1話まるまる観るのも"重い"。観たことのない作品に20分を使ってくれるのは、もともと興味を持ってくれている人だけでしょう。

となれば、短時間で本編の雰囲気を伝えられる切り抜き動画がおすすめです。

特に、どんなに時代が変わって他作品が進歩しても揺るがない「ヤマトの魅力」は、やはりメカと音楽です。短い動画でそれを伝えることができれば、必ずファンは増えていきます。

 

このやり方のいいところは、ファンの協力を得られるところです。

短い動画では、作品の魅力、特にドラマ部分の魅力を伝えきることはできません。ですが、その部分をコメント欄のファンが補ってくれるのです。コメントは「このシーンが好きな理由」を語ってくれるでしょう。それが、まだ作品をしっかり観ていない人に「このシーンの楽しみ方」を伝えることになるのです。

そして、このことは、「ヤマトは終わった作品ではない」ことを世間に知らしめる効果を発揮するでしょう。

また、権利的に可能なら、旧作も流したいところです。これは、ヤマト世代の潜在的なファンを目覚めさせるきっかけになるはずです。

 

ということで、ヤマトの雰囲気が伝わるように本編の切り抜きを作れば、いい入口になると考えます。ただ、アイデアとして出ていないわけがないので、権利的に難しいのだと推測しますね。