ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

「ヤマトらしさ」

『宇宙戦艦ヤマト』は旅物語を突き詰めるべき

こんにちは。ymtetcです。 先日、UVERworldの主題歌について考えていた際、改めて思ったことがあります。 それは「ヤマトって戦争ものじゃないよね」です。 もちろん、ヤマトの中では戦いのシーンも戦争の描写もありますが、本質はそこにはないと思います。 …

『宇宙戦艦ヤマト』と「青春」

こんにちは。ymtetcです。 『宇宙戦艦ヤマト』に対して「青春」とのフレーズを使うケースが、時折見られます。特に『完結編』では、「古代とヤマト」の"友なら短い青春を“、「明日に架ける虹」の"青春もう一度"など、「青春」を押し出した歌詞が書かれました…

【黒歴史?】中学生・ymtetcの『ヤマト』観

こんにちは。ymtetcです。 今日はymtetcの黒歴史?である、『ヤマト』二次創作について記していきます。これは中学時代、『復活篇』に不満を持った私が「こうがいい」と、余っていたノートを使って書き始めたものです。 もちろん、具体的な中身は見るに堪え…

【ヤマトらしさ】「誰かを守りたい」と願う人々の物語

こんにちは。ymtetcです。 先日から、『アクエリアス・アルゴリズム』の読み直しも始めました。『アクエリアス・アルゴリズム』もまた、『2205』や『Λ』と共通する『ヤマト』観を持った作品。最近の『宇宙戦艦ヤマト』を考える上では重要な作品と言えます。 …

『ヤマト2205』に学ぶ「ヤマトらしさ」

こんにちは。ymtetcです。 そろそろ2021年の『宇宙戦艦ヤマト』を振り返る季節ですが、2021年は私にとって、「ヤマトらしさ」について改めて考える年でもありました。 カテゴリ「ヤマトらしさ」によれば、私が2021年に挙げた「ヤマトらしさ」は以下の10個で…

【ヤマト】「戦艦大和の"呪縛"からの解放」が意味するもの

こんにちは。ymtetcです。 今日は『ヤマトマガジン』で連載されていた西﨑彰司さんのコラム・最終回について考えていきます。 戦艦大和の”呪縛”からの解放は、「ヤマトのこれから」を考える上で欠かせない、一つの選択肢となるだろう。大きなことを言わせて…

なぜ「ヤマトらしさ」が重要なのか

こんにちは。ymtetcです。 今日は久しぶりに、概論的な話をしたいと思います。テーマは「なぜ『ヤマトらしさ』が重要なのか」です。

【ヤマト2205】ナミガワ様のコメントを読む

こんにちは。ymtetcです。 いつも、いただいたコメントからはたくさんのことを学ばせていただいております。 今回は特に考えさせられるものであったため、紹介します。 なお、本日時点では、この問題について私も明確な答えを持ち得ているわけではありません…

【ヤマト完結編】冒頭のヤマト敗北を考える

こんにちは。ymtetcです。 3月12日の記事「「ヤマトが地球人類を救う」ヤマトらしさと「ご都合主義」」で、『ヤマト』には「『地球人類を救えないかもしれない』状況の克服物語」という一面があるんだ、と述べました。 今日はそこから話をぐっと展開させ、『…

「宇宙を旅する」ヤマトらしさとこれからの『ヤマト』

こんにちは。ymtetcです。 最近は、単行本化が決まった『Λ』を読み直しています。 さて、前々回の記事「「ヤマトが地球人類を救う」ヤマトらしさと「ご都合主義」 」の最後で、私は「宇宙戦艦ヤマトのコンパクト化」を主張しました。つまり、今後は劇場版を…

「ヤマトが地球人類を救う」ヤマトらしさと「ご都合主義」

こんにちは。ymtetcです。 全くの個人的な事情ですが、『エヴァ』と『月がきれい』の同時完結に直面してしまい、思考の渋滞が起こっています。 『エヴァ』についてはまだまだご覧になっていない方も多いでしょうから、しばらくは感想も触れずにいきます。た…

「不確かなものに賭ける」ヤマトらしさ

「3.11」の検索結果 - Yahoo!検索 こんにちは。ymtetcです。 先日公開された、某シリーズ映画の新作を観ました。こちらは時間が経ったら記事にするかもしれません。 さて、今日は3月2日に公開した記事「「巻き込まれない」ヤマトらしさ」の続編です。この記…

新海誠作品から考える、これからの『宇宙戦艦ヤマト』

こんにちは。ymtetcです。 『君の名は。』『天気の子』で世間的にも有名になった新海誠さんですが、それ以前は「知る人ぞ知る」存在、無名ではないが一般的な知名度は決して高くない、そんなクリエイターの一人でした。そんな彼が、なぜ一躍売れっ子クリエイ…

「巻き込まれない」ヤマトらしさ/『しゅごキャラ!』全話無料公開

こんにちは。ymtetcです。 前回はある知人の声から、『2199』序盤の問題点について考えてみました。 今日はそれとは別の知人の声から、『宇宙戦艦ヤマト』の「らしさ」(「ヤマトらしさ」)について考えてみたいと思います。

『マクロスΔ』に学ぶ「ヤマトらしさ」

こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト2205』監督の安田賢司さんが携わるアニメ『マクロスΔ』(総監督:河森正治、監督:安田賢司)の視聴を始めました。 どうやら同作は「第一話が頂点」と言われているらしく、それは全く褒め言葉ではないのですが、第一話に限…

「こんなのヤマトじゃない」を未来に繋げる

〇はじめに 〇「こんなのヤマトじゃない」 〇「こんなのがヤマトだ」 〇おわりに こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 「こんなのヤマトじゃない」。 この言葉は、ヤマトファンが長年付き合ってきた言葉ではないでしょうか。近年でも『復活篇』『SBヤマト』…

【歌詞解釈】「ヤマトより愛をこめて」を考える(後編)

こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 今日は「ヤマトより愛をこめて」の考える編です。「旧ヤマトらしさ」に着目するのがこのシリーズのテーマですが、今回は必ずしも前向きな「らしさ」ばかりではありません。しかしながら、この曲が持つ『宇宙戦艦ヤマト…

宇宙、戦艦、ヤマト:映画『ヤマトという時代』

こんにちは。ymtetcです。 昨日は『Λ』第7話が公開されましたね。いい回だったと思います。また改めて、じっくり読んでいきます。 今日のテーマは映画『ヤマトという時代』です。本作を考える時、やはりポイントとなるのが戦艦大和の存在。戦艦大和をめぐっ…

『Λ』第6話に「旧ヤマトらしさ」が存在した可能性

こんにちは。ymtetcです。 明日は『Λ』第7話の公開日ですね。

「あの娘」の象徴するもの:主題歌に見る「旧ヤマトらしさ」2

こんにちは。ymtetcです。 主題歌から見る「旧ヤマトらしさ」シリーズ。今日は『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)のエンディングテーマ「真赤なスカーフ」(作詞:阿久悠、作曲:宮川泰、歌:ささきいさお)を取り上げます。 それでは例によって、まずは歌詞全文…

「新ヤマトらしさ」:リメイク『ヤマト』の捉え方

こんにちは。ymtetcです。 昨日11月7日は、西﨑義展さんの命日でしたね。10年前、そのニュースを報じるテレビを観ていたいような、どこか目をそらしていたいような複雑な気分になっていたことを思い出しました。 さて、最近の記事で意識的に使っている言葉が…

「戦艦大和らしさ」から見る旧『ヤマト』作品

こんにちは。ymtetcです。 ymtetc.hatenablog.com 以前こちらの記事で、主題歌「宇宙戦艦ヤマト」の歌詞から”旧『宇宙戦艦ヤマト』の「らしさ」”=「旧ヤマトらしさ」を考えてみました。今回は、その成果をベースに、旧『宇宙戦艦ヤマト』作品について、考え…

主題歌から読み解く旧「ヤマトらしさ」

こんにちは。ymtetcです。 映画『ヤマトという時代』の情報が更新されている現在の潮流とはややずれますが、一つやってみたいことがあったので、やってみます。それは、旧『ヤマト』の主題歌(とりわけ阿久悠さんが作詞したもの)を読み解くことから、永遠の…

「ヤマトらしさ」と『スターブレイザーズΛ』への期待

こんにちは。ymtetcです。 これまでの『宇宙戦艦ヤマトNEXT スターブレイザーズΛ』をどう見るかは、言うまでもなく人それぞれです。私は高評価をする傾向にありますが、全員が高評価をする必要はありません。低評価でも何でも、「話題にする」ことが大切だと…

より普遍的な「ヤマトらしさ」を目指して

こんにちは。ymtetcです。 『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』が登場した2009年以降、「ヤマトらしさ」が問われる時代になったと考えています。もちろんそれ以前から「ヤマトらしさ」は問われ続け、それは例えば「『2520』はヤマトではない」などといった形で表現さ…

【ナミガワ様より】ヤマト2202へのモヤモヤを解く考察

「アイデンティティー」と「愛の勝利」

映画『バトルシップ』と「ヤマトらしさ」

『宇宙戦艦ヤマト』復権のヒント

【ヤマト2202】第六章の「ガンダム」的操作

こんばんは。ymtetcです。 ヤマト2202の第六章は、「ガンダムっぽい」などと言われることもあります。思い返せば、ガンダムオリジンが「ヤマト2199っぽい」と言われたこともありました*1ね。 今日は「ヤマトとガンダムの違い」という部分から、どのようにし…

【ヤマト2202】第六章はいかにして「ヤマト映画」となったか その3

こんばんは。ymtetcです。 「第六章はいかにして~」と題して、これまで二つの記事を書きました。 前回までの記事で問いの答えは私なりに出したのですが、他の考え方を追加してみたいと思いましたので、今回この記事を書くに至りました。

【ヤマト2202】第21話における二つの「ヤマト2」

第六章は「ヤマト2」。