こんにちは。ymtetcです。
福井さんは2202のとき、「さらばのリメイク」をリクエストされました。すなわち、「2199の続編」ではありませんでした。
結果的に2202は、ファンの混乱を避けるため、また2199が作ったファン層を活かすために「2199の続編」として作られました。
そのため、可能性としては、「2199の続編」ではない「さらばのリメイク」が作られていたかもしれません。
ですが、果たして「さらばの単独リメイク」という不思議な作品は成り立つのでしょうか?
それは、「第一作の続編」と位置付ければ実現したかもしれません。
つまり、あの1974年の第一作ヤマトの続編として、『さらば』『ヤマト2』に並ぶ、もう一つの並行宇宙を作るのです。
こうすれば、「さらばのリメイクだが2199の続編ではない」奇妙な作品も成り立ったのではないでしょうか。
もちろんこれは非現実的ですが、「第一作ヤマトの続編」という視点は重要です。すべてのヤマトファンが支持するヤマトがあるとすれば、それは第一作だけだからです。
そのうえ、「続編」は「リメイク」以上に、旧作の縛りが強力です。リメイクならある程度改変してよくても、続編ではそうはいきません。過去にあった出来事を否定してはいけないからで、そこにクリエイティビティが生まれます。
あの第一作ヤマトを縛りとして、福井さんが「さらばのリメイク」を作れば、それはそれで面白い作品になったのではないでしょうか。
あり得ないことですが、「2199の続編」と「さらばのリメイク」を別の作品として展開できる余地もありますからね。