ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

【ヤマトという時代】古代進による「命の選択」と……

こんにちは。ymtetcです。

『ヤマトという時代』には、皆さまそれぞれにとっての新しい解釈が盛り込まれていたことと思います。

その中で今回私が驚いたのは、『2202』第七章のとあるシーンの新解釈でした。

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【2202解釈】今更ながら、『2199』デスラーの行動を考える

こんにちは。ymtetcです。

『ヤマトという時代』で改めて分かったことがいくつかありますが、今日はそうではなく、『ヤマトという時代』を観てようやく、私が気づいた部分について書いていきます(笑)。映画の深い内容ではありませんが、ご了承ください。

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【ヤマト2205】キャッチコピーから物語を想像する

こんにちは。ymtetcです。

初日に『ヤマトという時代』を観られず、『Λ』の記事を書くにも時間が足りない昨日の私は、実のところ今日の記事をどうするのか、少しだけ悩んでいました。

『ヤマト』公式が、やってくれました。

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【ついに公開】映画『ヤマトという時代』を予習しよう!

こんにちは。ymtetcです。


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ついに公開を明日11日に控えた映画『「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』。 

今日は、私なりに「これまでの『ヤマトという時代』情報」を並べてみることで、私自身、映画に向けた予習をしておきたいと思います。なお、先入観を持たずに映画を楽しみたい、という方には今回の記事はおすすめできません。

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休日:『ヤマトという時代』上映に向けて……と

こんにちは。ymtetcです。

『ヤマトという時代』の公開を11日に控えています。

私は週末のどこかで鑑賞する予定ですが、11日に観ることはおそらくできないので、記事に反映されるのは早くとも14日になる予定です。

なお、公開前日の10日は『ヤマトという時代』のプレビューをやりたいと思っています。

中身は未定ですが、これまで私なりに集めてきた『ヤマトという時代』の情報をまとめて、映画の予習ができるような内容にしたいです。

ただ、そうなると「ネタバレ注意」の但し書きが必要になりそうですね。

ところで、最近出た福井さん関連のインタビューをノートにまとめながら、一つ気になったことがありました。

福井さんは最近『ヤマト』を語る際、「毎年のように新しい宇宙人が攻めてくる」ヤマト世界を「毎年のように新しい災害が起こる」現実世界に重ね合わせようとしています。

そうして考えた時に一つ頭をよぎったのが、『シン・エヴァ』はもしかしたらそういう映画だったのかもしれない、ということです。

エヴァ』新劇は、『Q』の前に「ニアサードインパクト」(「ニアサー」)があり、これは劇中で災害と重ね合わせられていました。そして『シン』でも色々な名前の「インパクト」が登場しました。

その中で、あるキャラクターがこんなセリフを放つのです。

「ニアサーを生き延びてきたわしらや」

映画をご覧になった方はどのシーンか心当たりがあると思います。これは、「とてつもなく大きな災害を経験した人間が、また同じような規模の災害を経験した」際の心情を描いたセリフなんですね。

もしも『2205』が、2199年、2202年、2205年に連続して滅亡の危機を迎えた地球人類の心情を描くのであれば、『シン・エヴァ』のような少々生々しい表現もあり得るのかな、と思いました。

この辺りは『2205』公開前に、また整理できたらいいなと思います。

6月11日は『ヤマトという時代』、そして『Λ』最新話の公開日です。楽しみがたくさんありますね。

【ヤマト2205】制作が遅れているとすれば……

こんにちは。ymtetcです。

以前別の媒体で掲載されていた山寺さんと福井さんの対談ですが、今回改めて、公式インタビューとして公開されました。基本的には以前出されたものと同じ内容(同じインタビュー)ですが、いくつか表現の違う部分もありました。

とはいえ元々はいまの大変な状況が生まれる前に作られたものですので、これから先、この連続してやってくる不安の時代をどう生き抜くかということに関しては、続く『2205』という物語でしっかりと掘り下げております。「希望」という言葉の大事さ重さを再確認できる物語になっていますので、ぜひご覧になっていただければと思います。

特に今回、この部分が特徴的だと私は思いました。

以前公開されていた記事だと、

福井さん 震災後10年の気分が「2202」としたら、不安が続く時代に描いたのが「2205」です。今の状況を捉え直しています。希望という言葉が空回りしがちだけど、言葉の重さ、大事さを確認できるはずです。

宇宙戦艦ヤマト:現代の鏡像としての総集編 「2205」はどうなる!? 福井晴敏、山寺宏一に聞く - MANTANWEB(まんたんウェブ)

となっていました。

今回発表された記事では、「とはいえ元々はいまの大変な状況が生まれる前に作られたものですので、この連続してやってくる不安の時代をどう生き抜くかということに関しては、続く『2205』という物語でしっかりと掘り下げております」とあり、『2205』の方がより現在の社会に即した物語であることが強調されています。

「いまの大変な状況」がいったい何を示しているのかは分かりません。ですが現状、どうしても頭をよぎるのがコロナ禍です。

「愛の宣伝会議」で『ヤマトという時代』の企画が2019年春には動いていたと明かされました。『2205』もほとんど同時期だったと思われます。すなわち本来、『2205』もコロナ禍には対応できない作品だったはずです。そんな中、今回の福井さんの語りは、「『2205』がコロナ禍(に伴う社会不安)に合わせて作り変えられた」可能性を示唆するものだと言えます。

ところで現在、しきりに『2205』の制作の遅れを愚痴っているのが小林さんです。最近のツイートでは「現行本編の方は続篇の予告が出来るかどうか」と語っており、『2205』が、おそらく数十秒程度であろう予告編の制作にも手間取っていると証言しています。

その理由については、私も全く原因が思い当たらず保留としていました。ただ、今回の福井さんの口ぶりから考えると、コロナ禍の社会に合わせて脚本に変更を加えたことが、制作の遅れに影響を及ぼしている可能性もあるのかな、と思いました。作画のためにはアフレコが、アフレコのためには絵コンテが、絵コンテのためには脚本が必要ですからね。

なお福井さんは以前マガジンで、『2205』について「上映が遅れているぶん、がんばって少しでも良い作品をお届けできるよう努力している」と語っています。私はてっきり映像面での「がんばって」だと思っていましたが、案外、脚本の話だったのかもしれませんね。