ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

『2202』続編風に『永遠に』『ヤマトⅢ』リメイクを妄想する

こんにちは。ymtetcです。

前回の記事「『ヤマトⅢ』はどこへ行く?」で、「『ヤマトよ永遠に』と『ヤマトⅢ』を結びつけるのは難しいのではないか」と書きました。そこで今日は思い切って、この二つの作品を結びつける方法を妄想してみたいと思います。

何しろ『2205』後章のラストを観ていないので、あくまで予想ではなく妄想です。

『永遠に』と『Ⅲ』は、前者が「宇宙人が攻めてくる」タイプ、後者が偶然による(半ば)「自然災害」タイプと、地球の危機ひとつとってもタイプが違います。ただ、前者のタイプがあまり好意的に受け止められることは少ないとすると、両作品を融合させようとなった場合、優先されるべきは後者のタイプだと考えます。

そこでまず考え得るのが、

  • デザリアム艦隊との戦いから数年。ガルマン・ガミラスとボラー連邦の星間戦争のさなか、突発的な自然災害によって地球が危機に陥る。

という構図です。ここでいう「突発的な自然災害」には何らかのSF的仕掛けが必要だと思いますが、旧作のように星間戦争と関連付けるかどうかは考える余地があるかと思います。

  • それを止める方法は、地球にもガルマン・ガミラスにもない。唯一、未来の技術を持つ(とされる)デザリアムなら可能かもしれない。

次に、リメイクシリーズの場合は、一定程度デザリアム(旧暗黒星団帝国)の正体も、ガルマン・ガミラスの正体も既知である点が特徴的です。そこで、「ガミラスにはできないがデザリアムならできるかもしれない」とすることで、デザリアムとの接触の余地を作るのがいいのではないでしょうか。

  • そのため、地球はデザリアムとの接触を試みようとする。しかし、彼らの母星の位置がわからない。ヤマト艦隊ほか、地球艦隊はデザリアムの母星を探す旅に出る。

そして、ヤマトが地球を飛び立つ目的としては、「デザリアムの母星を探す」としました。『永遠に』の”母星を突き止める”要素と、『Ⅲ』の探索要素を組み合わせた形です。ただこの場合、「第二の地球を探す」という宇宙探索ものとしてオイシイ部分を取り逃がしてしまう点がデメリットですね。

  • デザリアムの艦隊は星間戦争にもたびたび姿を現していたため、それを手がかりにミッションを進めるヤマト艦隊だが、その過程で否応なしに星間戦争へ巻き込まれていく。

デザリアム艦隊の痕跡を追っていくのが、探索としてはシンプルかな、と思いました。ただ、ガルマン・ガミラスとボラー連邦の星間戦争は『2205』時点で秒読みなので、地球艦隊が銀河系をうろつくと戦争に巻き込まれるリスクが出てきます。こうすると物語が複雑になるので、考えものですね。

  • ヤマトが与えられた任務は「デザリアムからその技術を奪うこと」だったが、ヤマトクルーはデザリアムとの和解を試みようとする。

最後は『2202』っぽくまとめてみました。与えられた任務とクルーの想いに矛盾があると、ちょっと福井ヤマトっぽくなりますよね。

 

ということで、かなり『Ⅲ』に近い形で、両作品を結びつける方法を考えてみました。問題は、これだと『Ⅲ』の要素が強すぎて『永遠に』の要素が見えにくくなるところです。

『永遠に』の場合、古代と雪が離れ離れになるところにドラマの軸の一つがありますが、リメイクシリーズだと既に別々の艦に乗っているので、どうやってドラマを盛り上げるのかがポイントになります。ここは例えば『復活篇』の要素を先取りして、

  • アスカ艦隊が行方不明になる

とし、古代たちヤマトクルーに「アスカ艦隊(雪たち)を探し出す」というミッションを与えてもいいのかな、とも思いました。

いずれにしても、やはりこの二つの作品を融合させるのは、ちょっと効率が悪いかもしれませんね。