こんにちは。ymtetcです。
私は2205の第1話ラストを観た時、これまでのヤマトでは体験してこなかった衝撃と感動をおぼえました。
ヤマトらしからぬ、そして福井さんらしいサスペンス感もその理由ですが、それに加えて、より本質に近い理由が二つあります。
一つは作品側で、このシーンが旧ヤマトクルーの現在の仕事を描いているからです。
そしてもう一つは、私の側にあります。
実は2205は、私が社会人になって初めての『宇宙戦艦ヤマト』新作でした。そして私は当時、25歳。「古代艦長」と同い年だったわけです。
2205のヤマトは、ガミラス、イスカンダルへの表敬訪問という「お仕事」を与えられて旅立ちます。そのために、経験者であるヤマトクルーが各艦に分散し、新人を鍛えながら航海を進めていくのが今回の計画です。
大切なのは、この「お仕事」感と、「お仕事のために新しい部署に配置される」感覚です。この感覚が、25歳の私には刺さりました。
さて、ヤマトファンの大半は、もう社会人も社会人、大人たちばかりです。
これを私の2205経験から考えると、実は2199が取り入れた「三交代制」「非番」などの「お仕事」感は、2199当時の私が考えていた以上に効果を発揮したのではないでしょうか。
2205では、この「お仕事」感が、私が登場人物に共感するための大切な土台になっていました。それと同じように、2199の「お仕事」感も、ヤマトファンが作品に入り込んでいくための大切な土台になっていたのかもしれません。
この点は、2202では希薄だった点でもありますので、3199でも忘れることなく工夫をして欲しいな、と思いますね。