ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

副監督降板署名に対する私の見解

こんにちは、ymtetcです。

先日の記事で、副監督降板署名が存在することについて触れました。

 

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以下は、それに対する私の見解です。

まず初めに申し上げたいことは、私はこの署名運動に一切参加していないことです。発案者でもなければ、署名をした人間でもありません。その点をまず了解頂きたいと思います。

さて、その署名運動ですが、このサイトで行われています。

Change.org · 「変えたい」気持ちを形に

既に記事に起こしている時点で宣伝効果を生むリスクは避けられないのですが、それを最小限に抑えるため、直接のリンクを貼ることは避けたいと思います。

以上ここまでで、何となく私が「賛同していない」立場であるということがニュアンスとして伝わったかと思います。

私は「副監督を解任する必要はない」と述べてきていますし、彼の2202における仕事に関しては(ツイッターでの振る舞いは別として)、どちらかといえば評価している立場です。

 

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ですので、

私は降板署名に対して、一切賛同していません。

賛同はしない。しかしながら、事態はそれほど単純ではありません。

彼の降板を願う人の立場になって考えてみました。

その願いを製作委員会に伝える場が果たしてあるのか?ということです。

ネット上でそれを行おうとした場合、ひとまず浮かんでくる手段としては、

他にも、権利者やスポンサーに対して問い合わせる手段もありますが、いずれも「少数のクレーム」として処理されるか、あるいは無視される(公式ツイッターは基本的にリプライを確認しないもの。除ヤマトクルー)場合がほとんどで、企業の対応としてもそれが無難。

ですから、多くの人間がこれに賛同していることを伝える(少数のクレームではない、ストレートな「声」として伝える)には、このような署名運動が一つの有力な手段として持ちあがってくるわけです。

故に、この署名運動をしようという発想に対しては、私も理解していますし、

その行為を否定しようとは思いません。

賛同はしないが、否定しない。この二点は強調しておきたいと思います。

 

 

ちなみに、不買をしてその意思を伝えることも可能ではありますが、シリーズのファン、「また新作を観たい」というファンが大半でしょうから、それは難しい。

 

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この記事でも紹介しているように、ヤマトシリーズの長い歴史の中で、彼は一つの小さな存在に過ぎません。

言い換えれば、その(シリーズの長い歴史の中では)「小さな存在」を排除しようとする動きがこの署名運動だという訳ですね。

ちなみにこのサイト、「デシジョンメーカー」なる枠組みがありまして、

政府から企業まで、様々なデシジョンメーカーがChange.orgを通して有権者や消費者と意見を交わしています

とありますので、恐らくこのサイトに賛同して意見交換している企業もあるのでしょう。

ウィキペディア情報で申し訳ないのですが、

 

2011年10月1日、ワシントンD.C.在住でベビーシッターの22歳女性であるモリー・キャッチポールが投稿したバンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハンにデビットカード使用者に新たに月5ドルの手数料を課すことの中止を求める請願では一ヶ月足らずで30万もの署名が集まり、結果バンク・オブ・アメリカは新たな手数料の導入を中止を正式に発表した。バラク・オバマ大統領もこの請願に署名した。イリノイ州選出のディック・ダービン上院議員バンク・オブ・アメリカに反応する形でTwitter上で署名した 

こういう大きな動きを生んだ署名もあるようですね。

それなりに影響力のあるサイトではあるようです。

ただパッと見、ヤマト2202に関係している企業は参加していないようですね。

署名が目標の200名分、集まることは結構なのですが(多分集まると思います。彼に不満な人は多いでしょうから)、仕組みの問題として、集まった署名を製作委員会に伝えるという際に、どういう経路を取るのか気になりますね。

サイト側でやってくれるというウマい話もないでしょうし。

ツイッターで伝えてはこれまでの「クレーム」と同じように処理される可能性が高く、公式サイト等に対して伝えても同じことでしょう。

貶すような言い方になりますが、いわば従来の主張に「箔をつける」ための署名であるという印象も、ちょっと拭えないかもしれないですね。

それにしてもイマイチchage.orgの仕組みが分かりません。どうやって機能させるんだろう、このサイト。

 

それはともかくとして、ヤマトにおいても、自らの主張を可視化する場は必要だと思います。

よって賛同はしませんが、否定もしませんし、むしろ降板を本気で願う人であれば、これに参加することは良い手段の一つだと考えます。