ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

2022-01-01から1年間の記事一覧

1ヶ月程度お休みします。

こんにちは。ymtetcです。 最近、職場で「調子悪くない?」「抜けてるね」と言われる機会が増えてきました。 原因はこのブログではないのですが、むしろ、ブログにも悪影響が出ているように思います。 そこで、1ヶ月程度、定期更新にお休みをいただき、日常…

新しく古典的な「永遠の旅」:『宇宙戦艦ヤマト』の行く道

こんにちは。ymtetcです。 福井晴敏さんは、『2205』企画書で、リメイクシリーズの完結案として「ヤマトが宇宙の平和を求めて終わりなき旅に出る」ラストについて言及していました。考え方としては古典的な結末ではありますが、『ヤマト』シリーズにおいては…

洋上艦というアイデンティティ:『宇宙戦艦ヤマト』の行く道

こんにちは。ymtetcです。 前回の記事では、『ヤマト』音楽について考えました。今回はメカニックデザインについて考えます。

音楽の未来は:『宇宙戦艦ヤマト』の行く道

こんにちは。ymtetcです。 「ヤマト音楽」については、私の中で少し矛盾した思いがあります。 先日「交響組曲」の話をしましたが、やはり音楽こそ、私と『ヤマト』を再び結び付けてくれた存在であり、『ヤマト』が”絶対に変えてはいけないもの”の一つだと思…

ヤマトファンにできること:『宇宙戦艦ヤマト』の行く道

こんにちは。ymtetcです。 前回の記事で「『ヤマト』のこれからは前途多難」と書きました。今日は一つの結論として、ヤマト世代を中心とするヤマトファンが、今何ができるのか、何をすべきなのかについて、考えていきます。 〇『ヤマト』を完結させること 〇…

「親子で楽しめる作品」のメリット:『宇宙戦艦ヤマト』の行く道

こんにちは。ymtetcです。 今日は前回から引き続き、「親子で楽しめる『ヤマト』」について考えていきたいと思います。 〇転機となった『復活篇』 〇親子で「懐かしい」と思える作品 〇理想は『仮面ライダー』?

「お仕事もの」と子ども向け『宇宙戦艦ヤマト』

こんにちは。ymtetcです。 前回「お仕事もの」としての『宇宙戦艦ヤマト』について言及したところ、社会人になってから旧作を観ると、そうした側面が好きになる、とのコメントをいただきました。 なるほど、と思うと同時に、あるいは、それは子どもにとって…

『999』と同じ?『宇宙戦艦ヤマト』が持つ魅力

こんにちは。ymtetcです。 前回の記事で、幼少の私にとって『999』と『ヤマト』の違いは、「鉄道か、戦艦か」程度の違いしかなかった、というお話をしました。主題歌も同じ人ですし、絵柄もよく似ていますから、無理もありません。 しかし、今現在の私から見…

1990年代後半生まれの私が、『ヤマト』ファンになるまで

こんにちは。ymtetcです。 ここ最近、『ヤマト』を次世代に引き継ぐ方法について考えてきました。そのなかで先日、コメント欄において「ymtetcが『宇宙戦艦ヤマト』を観るようになった理由」も参考になるのではないか、と指摘をいただきました。 〇子供向け…

【宇宙戦艦ヤマト】「松本零士アニメ」への復帰

こんにちは。ymtetcです。 コメントで「西崎義展」さんを核とする現代ヤマトの構図そのものに問題がある、との指摘がありました。 私自身、例の裁判に対する知識はWikipedia、5ch、個人サイトくらいの知識しかありませんが、それ故か、西崎さんを原作者とす…

『宇宙戦艦ヤマト』を次代に引き継ぐ最も簡単な方法

こんにちは。ymtetcです。 『宇宙戦艦ヤマト』を次世代に引き継ぐのは、かなり不可能に近いことが分かってきました。例えば『シン・ゴジラ』は広範にわたるヒットを記録しましたが、それが『ゴジラ』シリーズの次世代への継承に繋がっているかといえば、そう…

本日はお休みです。

一昨日、昨日とブログを休んでいたためです。 すみません。 また明日からがんばります。

『宇宙戦艦ヤマト』にはテレビシリーズ企画が必要

こんにちは。ymtetcです。 ここ最近は『宇宙戦艦ヤマト』を現代社会に生かす方法を考えています。 今日も、それについて考えましょう。

『宇宙戦艦ヤマト』が逸した2015年の「チャンス」

こんにちは。ymtetcです。 ここ数日「『宇宙戦艦ヤマト』は社会の中で生きていない」という話をしていますが、この十数年では、『ヤマト』が社会のなかで生きていた時期もありました。それが09年の『復活篇』、10年の実写版、13年の『2199』テレビ放送です。…

市民権を得ていない『宇宙戦艦ヤマト』

こんにちは。ymtetcです。 私自身の感覚でしかありませんが、『ガンダム』シリーズは市民権を得ているのに『ヤマト』シリーズは得ていないように感じています。言い換えれば、『ガンダム』は社会のなかで生きているが、『ヤマト』は社会のなかで生きていない…

『宇宙戦艦ヤマト』は「不朽の名作」ではない説

こんにちは。ymtetcです。 『宇宙戦艦ヤマト』はしばしば「不朽の名作」と言われます。しかし、その表現にはどうにも違和感をおぼえてきました。今日は、この私の違和感について考えていきます。

【ヤマト3199】敵の「心を救う」にチャレンジしてほしい

こんにちは。ymtetcです。 「ヤマトが誰かを救う」姿を描くのは『ヤマト』の前提になるのではないでしょうか。思えば『スターブレイザーズΛ』も「ヤマト」が皆を救うラストでした。 「誰かを救う」ことでヤマトは主役になると言えます。 一方福井さんは、そ…

【ヤマト3199】予想を立てる上で気を付けたいこと

こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト2202』と『2205』の2作品を経て、福井ヤマトのパターンも少し見え始めました。そこから、『ヤマト3199』の予想を立てる上で気を付けたいことがあります。今日は、そのことについて考えます。

福井晴敏さんの考える「ヤマトらしさ」

こんにちは。ymtetcです。 いわゆる「福井ヤマト」は、『ヤマト2205』で2作目、『3199』で3作目となります。 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち ‐全記録集‐ COMPLETE WORKS KADOKAWA Amazon 『2205 全記録集』に掲載されている企画書には、『2205』だけでな…

【旧新たなる】地球人がガミラス星を破壊した、というドラマ

こんにちは。ymtetcです。 豊田有恒さんの名前で残されている『新たなる旅立ち』の「SF基本設定」には、1979年2月5日に作成された原案として、以下の内容が書かれています。

『ヤマト2205』に学ぶ、過去作オマージュの意義

こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト2205』の挿入歌「別離」は、福井さんの希望で使用されました。 ――あとは音楽の使い方が印象的で、なかでも堀江美都子さんの歌う「別離」が流れるシーンは圧巻でしたね。 福井〇台本の段階から、ここで使おうと指定を入れて…

【スターブレイザーズΛ】消化不良に終わったラスト

こんにちは。ymtetcです。 comic.webnewtype.com およそ2年にわたって連載されてきた『スターブレイザーズΛ』が完結しました。 2年というのは短いようで長い月日で、あの頃学生だった私は社会人になりました。お疲れさまでした。ありがとうございました。 し…

『ヤマト2205』『3199』は旧作の反省に立てるか?

こんにちは。ymtetcです。 福井さんは『2205』と『3199』の主題として、「『2』ではなく『さらば~』の続編として」を掲げています。福井さんの言葉を借りれば「ショー」になってしまった『2』以降のヤマトを、「作品」であった『さらば』と地続きの作品とし…

【ヤマト3199】当確? 流れる旧作ソング

こんにちは。ymtetcです。 以前よりこのブログでは、『3199』で流れる旧作ソングを予想してきました。なかでも「愛よその日まで」と「ヤマトよ永遠に」が有力だと述べてきましたが、今回の全記録集で、よりその可能性は高まったと思います。今日は、そのこと…

【ヤマト3199】目指すは『2202』を超える「人間賛歌」

こんにちは。ymtetcです。 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち ‐全記録集‐ COMPLETE WORKS KADOKAWA Amazon 福井さんは、『2205』の企画書に次作『3199』の方針をいくつか記しています。 そこには『3199』が『2202』と似たアプローチをとりながら、『2202』…

【ヤマト2205】「企画メモ」に見る福井ヤマトの現状と限界

こんにちは。ymtetcです。 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち ‐全記録集‐ COMPLETE WORKS KADOKAWA Amazon 今日も『ヤマト2205』全記録集を読みながら、『2205』について考えていきます。今日のテーマは、「福井ヤマトの現状と限界」です。 〇福井ヤマトの…

【ヤマト2205】第5話のつまずきを深堀りする

記事の投稿が遅くなりました。ymtetcです。 先月22日に「第5話が私の評価を狂わせた」と題した記事を投稿しましたが、『2205』第5話は私にとって鬼門です。前章を賞賛しながら後章の評価が芳しくないのは、主にこの第5話が原因だからです。 先月22日の記事を…

【ヤマト2205】『2199』路線復活のリメイク的背景

こんにちは。ymtetcです。 多くの中心スタッフが変更され、内容面では『2199』との連続性も議論の対象となった『2202』。しかし、同じ「福井ヤマト」でありながら、『2205』では部分的に『2199』路線への回帰とリスペクトが見られました。 今日は、その背景…

【ヤマト2205】は誰向けだったのか

こんにちは。ymtetcです。 ymtetc.hatenablog.com 今日は2020年4月に書いた記事の答え合わせです。 結論から言えば、『2205』のコンセプトはおおむね、この記事と似たようなものでした。旧『新たなる旅立ち』をリメイクする以上、他の方針をとりようがないん…

【ヤマト2205】「企画メモ」と「ヤマト10年の賦」

こんにちは。ymtetcです。 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち ‐全記録集‐ COMPLETE WORKS KADOKAWA Amazon 福井さんは『2205』の「企画メモ」で、今後の『ヤマト』の物語の在り方として、二つの道筋を提示しています。 (略)幾多の試練を乗り越え、「古代…